【データ解説】「TOEICの点数と年収の相関あり」は鵜呑みにしてはいけない

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こんにちは、英会話太郎です。

今回は、ある2つの調査を元に

「TOEICの点数が高いと年収が高くなる」は鵜呑みにできない

ということを解説をします。

 

調査1:TOEICの点数と年収の相関

転職支援のDODAより、調査結果が出ています。

 

TOEICスコアと年収相関

「TOEICスコアと年収相関」

DODAグローバルより引用(https://doda.jp/global/guide/004.html)

TOEICの点数が高いほど、年収は高くなるという相関があります。

TOEICの点数が無い人と900点台の人とでは150万も年収に差が出ています。

 

40年働いたとしたら、6000万円の差です。

家一軒余裕で建つやんけ!

 

これを見て

「うお!それはヤバい!TOEICを勉強しないと!」

と思ったあなた。

 

ちょっと待っていください。

 

調査2:TOEICの点数がに年収に有利に働いていない?

もう一つ面白い調査結果をお見せします。

「英語力」・「TOEIC点数」別年収相関

「英語力」・「TOEIC点数」別年収相関

JACリクルートメント:http://www.jac-recruitment.jp/service/customer/report/008.html

 

この調査では、

  • 縦軸:転職が成功した直後の給料
  • 横軸:TOEICの点数
  • 「初級」「中級」「上級」(自己申告)ごとに色分け

でされています。

見てわかるように、TOEICの点数に関係なく転職したときに貰える年収は横ばいです。

つまり、

TOEICの点数は転職時の年収アップにまるで有利に働いていない

ということです。

 

2つの調査から読み取れる「TOEICの点数と年収の相関」の真実

調査1ではTOEICの点数が高いと年収が高いという相関結果が出てる一方で、

調査2では、いや、そうでもないという結果です。

大きな違いは

  • 調査1は新卒採用者も調査対象
  • 調査2は中途採用者が調査対象

なぜ新卒採用者か中途採用者かだけで、こんなに結果に差が出るのでしょうか?

TOEICの点数がどんな状況で有利に働くのかを考えればわかります。

 

会社目線で考える:TOEICの点数UPで年収UP、新卒に効果あり、社会人に効果なし

さて、あなたが会社のエライ人だったとします。

誰か新卒を採用したいとします。

採用するときにTOEICの点数を参考するのはどんなときでしょうか?

新卒採用は

  • 候補者がゴロゴロいる
  • 性格もよく知らない
  • 使えるかどうかもわからない

という状況です。

こんな「どこの馬の骨ともわからない人間」を採用しなくてはならない時は、

TOEICの点数がシンプルにわかりやすいのです。

 

TOEICの点数が高いということは、少なくとも

  • 努力できる性格である
  • 英語の基礎はある

言えます。

 

  • 新卒採用者は評価するにも実績がない。実力不明。
  • でも、変な奴は採用したくない。

というのが、ホンネでしょう。

こんなときは「点数」を見るのが手っ取り早いのです

だって他に差がつけられないんだから。

 

調査1で「TOEIC点数が高いほど、年収が高くなる」理由は、

新卒採用者に対し、TOEICの点数を足切りに使っている

からです。

高い年収を支払える企業ほど、高いTOEIC点数を求める傾向があります。

なので、就活の時にTOEICの高い点数があれば、給料のいい会社に入れる場合が多いのです。

 

ここで注意したいのは

会社に入ってから、TOEICの点数を伸ばし、年収をアップさせたわけではないのです。

TOEICの点数は入社した時点でお役御免です。

一旦入社してしまえば、その後はTOEICの点数は年収に影響しなくなります。

なぜなら、TOEICの点数が高いことと、仕事ができることは全く無関係だからです。

 

毎日ぐーたらしているTOEIC点数の高い社員がいたとします。

あなたは、そんな社員に

「よし、あなたはポンコツだけどTOEICの点数が高いから年収を上げてあげよう!」

となりますか?

ならないですよね。

TOEICの点数で飯が食えるなら会社も苦労しません。

一旦入社すると、今度は仕事の実績が見られます。

TOEICの点数は、あくまで「どこの馬の骨ともわからなかった」から、

採用の時だけ参考されただけです。

 

つまり、もしあなたが

すでに社会人であるなら、TOEICをせっせと勉強し、点数を伸ばすのは年収アップに意味がない

ということです。

 

転職の時もそうです。

転職では即戦力が求められます。

即戦力として使えるかどうかは、仕事の実績が見られます。

TOEICの点数なんかみてないんです。

(もちろんTOEICの点数が高くても邪魔にはならないけど)

 

TOEICの点数よりも、

  • 「じゃあ、あなたはその英語で何をしてきたんですか?」
  • 「本当に英語で仕事できるんですか?」

ということが問われます。

 

つまり

「私は●●という仕事で、XXという海外の会社と取引をし、▲▲な貢献をしています。」

というのが求められているということです。

 

TOEICの点数ではないんです。

だから調査2では、TOEICの点数は全く年収に影響してなかったんです。

 

会社目線で考える:注意!こんな時には社会人でもTOEICの点数が年収に影響する

実は社会人になった後も、TOEICの点数が年収に影響を与える局面があります。

それは人事部目線で見たとき、

  • 同じような候補者が何人もいるとき

です。

 

例えば

  • 海外駐在員の一次選考
  • 昇格候補者の一次選考

 

悲しいかな我々社会人は、所詮会社のコマです。

候補者の実績に差がなければ、分かりやすいTOEIC点数でザックリいかれてしまいます。

 

 

TOEICの点数でザックリいかれないため、あなたならどっちをとるでしょうか?

A:TOEICの点数を伸ばす。

B:英語の業務実績で実力を証明する。

 

僕は断然Bをおすすめします。

なぜなら、TOEICの点数を伸ばして、他の候補者と差をつけようしたとろで、

英語を実際に業務に使う力がなければ、あとで苦労するのはあなただからです。

 

TOEICの点数伸ばしに走るということは、

身の丈に合わない高評価を受けたいと言っているようなものです。

 

英語の実力をつけないまま、いざレベルの高い英語バトルに放り込まれたとき、

  • 不甲斐なさ
  • 部下からの不満
  • ストレス

で疲れ切ってしまいます。

 

何人も見てきました。

「あいつTOEIC点数高いかもしんないけど、全然使えない上司だな」と、

虐げられる人たちを。

聞いててこっちが辛くなります。

 

年収を気にするのであれば、TOEICではなく

ガチンコの現場経験を小さなことからコツコツ積み重ねていくのがあなたにとってベスト

と断言します。

 

英語はTOEICのテスト会場で起きてんじゃねぇ!

現場で起きてるんだ!

まとめ「TOEICの点数と年収の相関あり」は鵜呑みにしてはいけない

  • TOEICの点数は年収と相関があるが、新卒者にだけ
  • 一旦会社に入ると、TOEICの点数は年収に影響しない
  • 年収を上げたければ、TOEICの点数ではなくガチンコ英語力をつけるべし

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