こんにちは、英会話太郎です。
「英会話太郎さん、3ヶ月後、アメリカ転勤ね」
は?突然の海外赴任!?
英語もできない、しゃべれないのに海外駐在!?
3ヶ月しかない!どうすんの!???
短期間で英語を上達させねば!!
そんな赴任前の英会話太郎と同じ
キラー人事を食らったあなたに
僕が実践した英語勉強法をお伝えします。
更に!
赴任した今だからこそ思える
「もっとこうしておけばよかった!」
という英語勉強法も紹介します。
目次
海外赴任と英会話太郎物語
海外赴任6ヶ月前:意味深な前フリ
大ボスの部屋に呼ばれる英会話太郎。
大ボスは結構気さくな人で嫌いじゃない。
たぶん悪いことで呼ばれたんじゃないだろう。
コンコンとノックして部屋に入る。
英:「失礼しまーす。何でしょう?」
大ボス:「ねぇ英会話太郎くん、中国とか行きたいって思う?」
英:「(え?何いきなり?なんのネタ振り?)はぁまぁ行けと言われれば、半年くらいなら。いい経験になるかもしれませんし。ただ中国語わかんないですけどね。」
大ボス:「( ´_ゝ`)フーン」
英:「(は?何?怖いんですけど?中国?)」
海外赴任3ヶ月前:海外赴任宣告
また大ボスに呼ばれる英会話太郎。
英:「失礼しまーす。何でしょう?(え?今回は中ボスも一緒?)」
中ボス:「やあ、英会話太郎くん」
英:「何ですか、二人揃って。僕なんかヤバいことしました?」
大ボス:「いやいや、そんなんちゃうからまあ座って」
英:「はぁ、はい・・・」
大ボス:「いきなりやけど、アメリカに赴任してもらおうと思う。3ヶ月後ね。期間は半年」
英:「(!!!!)アメリカですか?」⇒結構、平静を装うタイプ。でも半分意識が飛びかけてる
大ボス:「そう、仕事は今と同じ部署で○○すること。ムリにとは言わないから1週間考えてみて」
英:「分かりました、考えてみます。」
帰りの電車の中:複雑な心境
複雑な思いが頭の中をグルグルし出す。
何だこれは?断るのはマイナス点か?
チャンスなのか?
いや、冷静に考えればチャンスだろ。
のっかるべきだろ。
でも英語できないぞ?
全くしゃべれないぞ?
リスニングなんてさっぱりだし。
金髪、高身長、青目のヤツラに対面したらビビって頭ん中真っ白だし。
マジでガクガクブルブルの子犬だし。
ヤバくね?
今から勉強してしゃべれるようになるのか?
しかも堂々と。対等に。
今まで中学生から足掛け10年以上英語を勉強してコレだぞ?
たった3ヶ月という短期間で英語は上達するのか?
とりあえず今までの勉強方法ではダメだな。
てか、あの半年前の中国の話は何?
中国に行けるっていうやつならアメリカもOKするだろうという伏線か?
まあ半年だけのアメリカ駐在だしなんとかなるか。
僕のことだし気が病んだりはしないだろ。
よし!海外赴任OKしよう!
でも、英語がマジで不安・・・
翌日:決意
英:「失礼しまーす。」⇒相変わらず平静を装う。でも前はもう見えていない。
大ボス:「おお、何?」
英:「アメリカ海外赴任、行きます。」
大ボス:「え?一日しかたってないけどもういいの?」
英:「はい、深く考えてもマイナスのことしか思い浮かばないんで。今日ならまだ行けるって思えます。」
大ボス:「なんじゃそりゃ。まあいい。じゃあ進めてくね。」
ということで、半年のアメリカ海外赴任が決定した。
数日後:鬼決定
ある日「決定通知」なるナゾの通知がデスクにおいてありました。
いろんな偉いさん達のハンコが押してある。
「英会話太郎の海外赴任を承認する。」って書いてある。
へー、こんな仰々しいもんがあるのか。知らなかったな。
まあいいや。これでもう逃げられないな。
ほうほう、なんか他にも書いてあるな。
「駐在期間は3年とする」
・・・はい?半年じゃねぇの?
ガチのヤツちゃうコレ?
3年いたらどうなっちゃうの?
本当にグローバルな人になっちゃうんじゃないコレ?
英語全くできない
ヤバい、ゲロ吐きそう
本腰入れてやらないと!!
(一旦腹をくくっていたので、怒りや不安というよりは不思議とワクワクの方が大きい。てか会社って怖い。)
ということで、英語ができない僕の3年間のアメリカ海外赴任が決定しました。
海外赴任前に英語のできない僕がやった勉強方法
まずあなたの置かれている状況を推測します。
あなたは多分
- そこそこ英語に対して努力してきたつもり
- 全く英語ができないわけではない
- 読み書きは最低限出来る
- 普段英語でのメールのやり取りはそこそこやっている
- たまに英語でプレゼンさせられる
- 練習してのぞめばしゃべれる、でも質問はしないでね
- だって英語が聞き取れないんだから
- 周りには自分より英語ができない人が結構いる
- アウアウしながらなら、ギリギリ会話できる
- でも、めっちゃ恥ずかしくてあんまりやりたくない
そんな感じじゃないですか?
これは完全に英会話太郎の置かれてた海外赴任前の状況です。
もしあなたがこのくらいの英語できなさ加減であれば、もしくはもっといい状況なら、
安心してください。大丈夫です。まだ間に合います
ただし、短期間、みっちり努力と投資が必要です。
英語のできない僕の海外赴任前短期勉強法:まず始めに。鍛えるポイント3つ
あなたには時間がありません。
たった3ヶ月です。
短期間に実際に仕事で使える英語を習得したいと思うのであれば、まず明確に鍛えるポイントを絞る必要があります。
鍛えるポイントは3つです。
- 実際に赴任先で使う英語の語彙
- リスニング
- スピーキング
この3点がそろえば、海外転勤しても仕事できます。
僕はこの3点を鍛えることだけに3ヶ月間集中しました。
おかげで何とか海外赴任を無事スタートすることができました。
その3つを鍛える僕が実際にやった勉強方法を具体的に紹介します。
英語できない僕の海外赴任前短期勉強法①:実際に赴任先で使う英語の語彙力を鍛え上げる
実際に赴任先で使う英語の語彙???
いや、まだ赴任してないからわかんないし。
って思われたかもしれませんね。
実際に赴任先で使う英語の語彙、
それはあなたが実際に日本の職場で使う言葉です。
日本の職場で実際に聞いたり話したりする日本語は、そっくりそのまま赴任先の英語で登場する確率が高いのです。
なぜでしょうか。
当たり前ですね。
例えば、あなたが日本で営業マンだったとして、赴任先でいきなり企画部やってるでしょうか?
違いますよね。
営業マンなら、赴任先でも営業関連の仕事をしているはずです。
赴任先で企画やれって言われても、日本語ですら企画の専門用語があって理解できないのに、赴任先で英語となれば、ますますできません。
あなたの上司や人事部も、関連した仕事をやるようにあなたを送り出すはずですよね。
なので、赴任先で登場する英語は、日本の職場で登場する日本語をそっくりそのまま英語にしたものなのです。
つまり、あなたが優先的に習得しないといけない英語の語彙は
日本の職場で使っている日本語を英語にしたものです。
一方、どうでもいい英語勉強には絶対手を付けてはいけません。
例えば、
- レストランで注文する時に使いそうな単語の勉強
- スモールトークで使いそうな単語の勉強
- New York Timesとか読んで勉強
- CNNのニュースとか見て勉強
- 英語ラジオを聞いて勉強
とかは、どうでもいい英語です。
なぜでしょうか?
答えは簡単です。
どれもあなたの仕事で使わない英語ばかりだからです。
日本の状況に置き換えてみれば役に立たない英語であることがわかります。
仕事で、
- レストランの注文しません。
- スモールトークなんか二の次です。
- 新聞で出てくるようなカタイ英語は実際に使いません。
- ニュースで使う単語、使いません。
- ラジオはあなたの職場で使うような英語使ってません。
そんなのは赴任した後で十分です。
あなたに今必要なのは仕事で実際に使える語彙です。
そのことだけは忘れないでください。
コチラの記事で詳しく紹介しています。⇒【実証済・英単語暗記編】アメリカ駐在員が教える社会人が最短で英語を上達させる勉強法
英語できない僕の海外赴任前短期勉強法②:リスニング強化
日本で一番鍛えにくいスキルがリスニングです。
スピーキングよりムズイです。
スピーキングは最悪、恥を忍んで時間さえかければ伝えることができます。
多分あなたは、英語ラジオとか、NHK英語番組とか聞き、すでにリスニング強化にトライしたことがあると思います。
でも
- 全くリスニングが伸びた気がしない
- たまの英語会議でもサッパリ相手が何いってるかわからない
(⇒完全に赴任前の英会話太郎)
何がいけないのでしょうか?
答えは、
誰もがやってる教科書的リスニング勉強法は全く逆効果だからです。
効果がないだけならまだしも、逆効果なんです。
詳しくはコチラの記事で紹介しています。⇒【実証済・ヒアリング/リスニング編】アメリカ駐在員が教える社会人が最短で英語を上達させる勉強法
英語できない僕の海外赴任前短期勉強法③:スピーキング強化
スピーキングの強化はリスニングの次に難しいスキルです。
これを乗り越えないと会話になりません。
スピーキングがに苦手な人の共通点は、頭に思い浮かんだ日本語を英語に直訳しようとすることです。
日本語ではいくらでも複雑な表現ができてしまいます。
それを英訳しようとすると、当然英語も複雑になります。
知らない英語も頻発します。
「(あれ?これなんて言うんだろ?)えぇ・・・、あぁ・・・」
まずこの思考法を変えないといけません。
巷では「英語で直接考える」とか、かなりぶっ飛んだ勉強法が紹介されています。
できるか!
僕は日本語をまず思い浮かべることには、反対しません。
問題はその後、どう頭の中で加工するかです。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。⇒【実証済・英会話編】アメリカ駐在員が教える社会人が最短で英語を上達させる勉強法
海外赴任した後だから思う、こうしたらよかった!短期で英語力を伸ばす勉強法
赴任して何年もアメリカにいると、「あの時こうしておけばよかった!」と今なら思えることがあります。
それは「メンタルブロックの破壊」です。
普通の日本人なら
- 伝わらなかったらどうしよう
- 恥ずかしい
- 周りの目が気になる
- 文法正しくしゃべらないといけない
- 間違ったらどうしよう
- 聞き取れなかったらどうしよう
って思いますよね。
で、何にも英語がしゃべれない、聞き取れない、会話にならない。
僕もそうでした。
今ではそんなメンタルブロックは全くありません。
多少間違っていようが、発音が変であろうがお構いなしです。
分からなかったら「わからん、もう一回言って」と相手に聞き返します。
昔はなんでそんな小さいことを気にしていたんだろうか?と今なら思えます。
これはある種の「開き直り」に近いものがあります。
「開き直り」すると、ある変化が起きました。
英語が劇的に伸びたんです。
聞けるし、話せる。
なんだコレ?と自分でも不思議に思うぐらい。
「開き直り」が、自分に与えた影響を分析すると、以下4つが身に付いたから英語ができるようになったのです。
- ネイティブを前にしても緊張しない安定した精神(度胸)
- 伝わらなくても伝え続けようとする姿勢(誠意)
- 通じなくても折れない心(根性)
- 聞き取れなくても「分かりません」と言う勇気(素直さ)
この4つがあれば、「できない英語」が「できる英語」に劇的にかわっていきます。
「開き直り」が会話を加速します。
会話するたびにインプット・アウトプットの量、刺激が増え、ガンガン脳ミソに突き刺さります。
そして、英語ができるようになったというわけです。
この「開き直り」の効果は、駐在して初めて気づきました。
当たり前ですが、一旦駐在したら、まな板の上の鯉状態です。
周りは外国人しかいません。日本人の助けは借りれません。
英語ができないなんて言ってられません。
「開き直る」しかない状態です。
なので、開き直れました。
でも、開き直ることは駐在する前からできたはずでした。
だって単なる精神論なんですから。
日本か海外かなんて関係ないんです。
開き直ろうと決めた瞬間から開き直れます。
あなたも自分メンタルブロックをブチ壊して開き直れば英語を劇的に伸ばせるはずです。
だって元TOEIC350点のクズリーマンでも海外駐在できるようになったんですから。
ただ、メンタルブロックを壊して開き直ることは並大抵ではないことも知っていますよ。
何十年もかけて染みついたメンタルを変えるのはめちゃ大変です。
そのメンタルブロックを壊すためには、まず「開き直るぞ!」という決断をすること。
もう恥ずかしがらない。物おじしない。分からないことは分からないと素直に聞く。と、とりあえず決断してください。
で、実際にはまだ壊れていないメンタルブロックを壊す作業は、リアルな会話の中で壊していきます。
そのためには、外国人と対面で会話する機会をつかむ必要があります。
外国人と話す方法はいくつかありますが、駐在前のトレーニングとしてネット英会話はおすすめしません。
なぜなら対面ではないからです。
リアルな緊張感や雰囲気は画面越しでは得られません。
教材のCDや参考書で得られるものでもありません。
あなたが駐在先で合う外国人は、血の通った、触ることのできる生身の人間です。
会話も想定通りになんか進みません。
メンタルブロックを壊す訓練は、生身の外国人との会話でしか培われません。
なので、英会話スクールに通うでも、外国人の友達を作るでもいいので、生身の外国人と直接話す機会を作ってください。
正直なところ、英会話スクールでマンツーマンで外国人とフリー会話するのが手っ取り早いです。
お金もかかりますし、通わないといけないので面倒ですが、それ以上の価値はあります。
話す相手はどこの国の外国人でも構いません。
アメリカ人、イギリス人、カナダ人、オーストラリア人、インド人、誰が話相手でも問題ありません。
イントネーションや発音にクセがあるんじゃないか?そんな外国人と話して大丈夫か?と心配になるかもしれませんね。
結論から言いますと、全く問題ありません。大丈夫です。
といいますか、それは取るに足らない小さなことです。
なぜならあなたが駐在するような先は、多国籍の人間が集まる企業だからです。
そこにいるのは、単一国の人間だけではありません。
彼らにとっては外国人であるあなたがその仲間に入ろうとしていることが証拠です。
そこにはいろんな国籍の仕事仲間がいるはずです。
それに今時、ありとあらゆる国の人間が英語を話します。
どこの国の発音が分かりやすいやら、わかりにくいやら言うのはナンセンスな時代です。
そもそも同じアメリカ人をとっても、口癖や方言があります。
日本でも同じですよね。
結局のところ、イントネーションや発音がどうとか考えすぎても意味がないんです。
それに例え、あなたの赴任先が単一の人種しかいないところだったとしても問題ありません。
外国人との英会話で鍛えようとしているのは、メンタルです。
言い過ぎかもしれませんが、言語はオマケです。
強いて言うなら、僕なら話し相手としてアジア人は選びません。
なぜなら、アジア人は妙な安心感、親近感が沸き、メンタルトレーニングにならないからです。
英会話スクールに行く目的は、「開き直り」を実行するためのメンタルトレーニングであるということを忘れないででくださいね。
海外赴任!英語ができない僕の勉強法まとめ
いかがでしたでしょうか?
海外赴任の通達は突然やってくるものです。
で、その時にはもう時間がありません。
効率よく英語の勉強をしなくてはなりません。
優先的に海外赴任前に鍛えるポイント3つ
- 実際に赴任先で使う英語の語彙力を鍛え上げる
- リスニング強化
- スピーキング強化
と、「メンタルブロックの破壊」するために外国人と話そう!についてお伝えしました。
あなたの海外赴任が成功することを祈ってます!!
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