こんにちは、英会話太郎です。
アメリカに海外赴任するのはいいけど、携帯電話ってどうすんの?
って疑問に、僕の経験をもとにお答えしようと思います。
目次
海外で携帯ネット環境・電話を利用する方法5つ
アメリカだけに限らず、海外で携帯電話を利用する方法は以下の5つがあります。
おすすめ順に並べています。
- 日本のスマホ + レンタルポケットWiFi
- simフリースマホ + 海外赴任先でsimを買う
- 日本のスマホ + 海外赴任先でローミング
- プリペイド携帯を海外赴任先で買う
- 海外赴任先で現地の携帯電話を使う
それぞれメリットとデメリットを紹介します。
1. 日本のスマホ + レンタルポケットWiFi
メリット1:一番ラクチン、確実
これが一番手っ取り早くて、めんどくさくありません。
確実にネット環境につながることができます。
ポケットWiFiは日本を出国する前の出発ロビー(か、事前に自宅に郵送)で受け取ることができるので、めんどくさい海外での手続きがありません。
海外駐在期間に合わせて長めのレンタルプランもあるので、あなたに合った期間で選ぶことができます。
デメリット1:お金がかかる。
当たり前ですがポケットWiFiをレンタルするのにお金がかかります。
1ヶ月あたり3~4万円です。
デメリット2: ポケットWiFi用にバッテリーを持ち歩く必要がある。
でポケットWiFiってそれ自体がかなり電力を食うので、一日中動かせすのであればモバイルバッテリーは必須です。
僕が使ったのはCMでお馴染みイモトのWiFi。
19200円/月~から使えるので、コスパも十分です。
2. simフリースマホ + 海外赴任先でsimを買う
メリット:月々の利用料が安く済む
海外赴任先の現地の相場で携帯電話を利用することができるので、ポケットWiFiを利用するより安く抑えられます。
アメリカの場合ですが、相場は30~50ドルくらいです。
アメリカでは有名な携帯電話会社が3つあります。
アメリカでのマーケットシェア
- Verizon(ベライゾン)ー31%
- AT&T(エーティーアンドティー)-36%
- T-mobile(ティーモバイル)ー 32%
(最近T-mobileはSprint (スプリント)を吸収合併しました。)
日本で言うドコモ・ソフトバンク・AUみたいなもんですね。
私はVerizonとT-mobileを使ったことがあります。
Verizonはサクサクつながりますし、電話も途切れません。
T-mobileはと言うと、正直いまいちです。メール、スカイプ、電話はギリOKですが、動画を見るのはツライところです。でもまあ、家に帰れば家のWiFiありますし、全然OKです。
AT&Tは使ったことがないのでわかりません。
デメリット1:simフリー携帯を慎重に選ぶ必要がある。
実は海外で使える携帯電話と使えない携帯電話があります。
携帯はどれも同じように見えて、キャッチできる電波の種類が異なります。
また国や携帯電話会社によっても使っている電波が異なります。
携帯電話選びをミスると、せっかく買ったのにネットも電話もめちゃ繋がりにくい・あるいは全く繋がらないということが起きます。
電波の種類は携帯業界では「band(バンド)」と呼ばれています。
バンドにはband 1, band 2, band 3・・・など様々な種類があり、
携帯電話とあっているのか、どのバンドが飛んでいるのかを調べないといけません。
僕のおすすめは、「グローバルモデル」と呼ばれるsimフリー携帯電話を買うことです。
「グローバルモデル」であれば、面倒くさいことを考えなくても、かなり種類のバンドに対応しています。
しかも、一か国だけでなくいろんな国の電波に対応していますので、他の国でも使えますし、日本に帰国したあとも使えます。
グローバルモデルを取り扱っている携帯電話で有名なものは
- SonyのXperiaシリーズ(僕はコレ)
- SumsongのGalaxyシリーズ(使ったことあるけど悪くない)
- Appleのiphoneシリーズ(鉄板。でも使いにくくて嫌い)
- AsusのZenPhoneシリーズ(⇒コレまじクズです。6万もしたのに、電池も一日持たないうえに、画面も不具合があり2か月で壊れました。カスタマーサポートに連絡したら、「郵送してくれ、郵送料はあなた持ちでね」と言われました。あ?馬鹿にしてんの?アメリカにいるんですけど。ということで保証も受けられず泣き寝入りです。)
購入前には一応、あなたの赴任先で飛んでいるバンドと合ってるかネットで確認してくださいね。
おすすめは一つ型落ちを買うことです。値段が安くて済みますし、動きも悪くありません。
デメリット2:プリペイド式simしか使えない。
日本では月の終わりに使用料を支払いますよね。(ポストペイド)
海外ではそうはいきません。
なんせ海外では人を信用しません。
使った後に逃げられたら料金が回収できなくなります。
なので、ほとんどの場合、プリペイド(事前支払い)です。
チャージした料金だけ使うことができます。
後払いもあるにはあるんですが、支払い能力を証明する手続きが超絶めんどうなので日本人はまずやりません。
残高がなくなりかけたら、いちいちチャージするのはかなりダルイ作業になります。
で、おすすめなのが「Hanacell(ハナセル)」という携帯会社です。
ハナセルはT-mobileと提携して、日本と同じポストペイド式のsimを買うことができます。
代金は日本と同じく自動引き落としです。
しかも値段もお手頃で9.99ドルからあります。
僕もハナセルを利用しています。が、T-mobileの電波を使用しているせいか、繋がり具合はいまいちです。(でも使えます)
僕は9.99ドルの最安プランで契約してるので、もしかしたらそのせいで電波状況がわるいのかも?
3. 日本のスマホ + 海外赴任先でローミング
僕の中では選択肢として、かなりナシなので詳しく説明しません。
日本のスマホで、海外の回線を使って携帯電話をつかう(ローミング)方法です。
スマホの設定をいじるだけで、使えるようになります。
ただし、かなり高額になりますので、おすすめしません。
一日中ローミングしっぱなしにしてると、たった1日で数万円の請求になります。
こまめにローミングを切って、1日、2日海外に滞在するだけならまだアリです。
4.プリペイド携帯を海外赴任先で買う
赴任先の空港や、現地の携帯電話ショップで売ってます。
アメリカでの相場は50~80ドル程度です。
ただし、チャージの手続きは結構面倒です。
一般的なチャージ方法は
- チャージカードをスーパーなどで買う(アマゾンギフトカードみたいなやつ、スクラッチすることでPINナンバーが見える)
- レジでチャージカードのアクティベートの作業をしてもらう。(防犯対策のためそのままでは使えないようになっている)
- チャージカードをスクラッチして、PINナンバーを確認
- 携帯電話の公式サイト上でPINナンバーを入力
- 完了
だるくないですか?
なので、あまりおすすめしません。
5. 海外赴任先で現地の携帯電話を使う
また2でも説明しましたが、赴任先で携帯電話を買うと、基本その国のバンドに対応した携帯電話を売っています。
なので他の国や日本では使えない携帯電話を買うことになります。
また基本プリペイド方式ですので、チャージするのは厄介です。
なのでおすすめしません。
ソフトバンクの「アメリカ放題」ってどうなの?
アメリカと日本の間でかけ放題というのは魅力的です。
料金もそれほど高くありません。
(時差がかなりあるので、実際日本と電話する機会があるのかはナゾですが)
使ったことないのでわかりませんが、Sprint(現T-mobile)を利用しているので、いまいちかもしれません。
しかも、勝手に他社の電波をつかんでしまって、勝手に国際ローミングに切り替わるというトラブルもあると聞きます。(ヘタしたら数十万円の請求になる)
転勤してすぐに余計なこと考えたくありませんし、僕的にはあまりおすすめしません。
単身赴任もしくはとりあえず様子見したければ「レンタルポケットWiFi」
単身赴任で海外駐在するならポケットWiFiで十分です。
携帯電話も日本のものを持ち込めばいいです。
電話をかけたければ、最悪ローミングで対応できます。
基本はSkypeやLineで連絡もとれるので、申し分ないです。
- simフリースマホを買おうかな?
- 現地で契約してみようかな?
- でも不安だな。
- 転勤してすぐはややこしいこと考えたくないな
と考えているのであれば、とりあえずはポケットWifiで通信環境を確保することをおすすめします。
家族も一緒に駐在するなら絶対「simフリースマホ + 海外赴任先でsimを買う」
もしあなたの家族もいっしょに転勤し、それぞれ携帯電話を持つのであれば、「2. simフリースマホ + 海外赴任先でsimを買う」がおすすめです。
日中はあなたは仕事をしているでしょうし、家族もそれぞれ外出しているかもしれません。
みんなバラバラの場所にいるので一台のポケットWiFiを家族でシェアすることができません。
家族にそれぞれポケットWiFiを持たせるのは、かなりコスパが悪いです。
なので、「2. simフリースマホ + 海外赴任先でsimを買う」がおすすめです。
人数が多くなると、これば一番コスパいいです。
日本で契約しているスマホはどうする?
日本で契約しているスマホは解約しない方がいいというのが僕の結論です。
実際僕も解約してません。
日本の電話番号を使って、電話をする機会は皆無です。
でも、解約しないのには理由があります。
それは諸手続きで日本の番号が必要になるからです。
たとえば
- 海外赴任先でも日本のネットショッピングサイトのアカウントを作る
- 会社の手続き
- 日本を出るときの市役所での手続き
- 日本に帰国したときの手続き
こんなときに日本の携帯電話番号が必要になります。
また、日本の電話番号がまるっきりなくなってしまうと
これまで作ってきた銀行の口座、クレジットの口座、いろんなネットアカウントで存在しない電話番号を登録していることになるので、厄介なことになります。
(実家の番号を登録するのもアリですが、面倒くさいことに親を巻き込みたくありません)
日本の携帯電話が必要なことは海外にいても結構あるので、解約せず一応番号は残っている状態にした方がいいでしょう。
僕の場合(ドコモ)、ネット通信は解約し、電話も一番料金の安いプランに変更しています。
月々500~1000円に抑えられます。
そうすることで、電話番号は残すことができ、最低電話が使える状態をキープしています。
日本で契約しているスマホのメールアドレスはどうする?
日本の携帯電話会社と契約していると、携帯電話会社から提供されるメールアドレス(@docomo.co.jp、@softbank.co.jp、@au.com)を使っている人は多いでしょう。
結論から言うと、携帯電話会社のメアドはキッパリ使わないことをおすすめします。
理由は2つ
①海外からそのメアドを使って送信することはない(料金かかりすぎ)。
②携帯電話を乗り換える度に、メールを新しい携帯移し替えなければ消えてしまう。
おすすめはGmail、Yahooメールなどのフリーメールを使うことです。
友達、家族、親戚全員に「フリーメールに変えましたよ。」と連絡をいれ、フリーメールを使い始めます。
そうすれば、今後、住む場所が変わろうが、どこの国にいようが、携帯電話会社が変わろうが、半永久的に、一つのメールアドレスでやっていけます。
しかも、過去のメールは失われません。
なので、日本の携帯会社のメアドはキッパリ捨て、フリーメールに切り替えることをおすすめします。
英会話太郎がアメリカ海外赴任で実際に使用している携帯電話環境
赴任開始時:「日本のスマホ+レンタルポケットWifi」
まずは単身で渡米したので、「日本のスマホ+レンタルポケットWifi」で2か月ほど過ごしました。
その2か月の間に、生活のセットアップやら、銀行口座の開設やら、家具の購入やらバタバタするので、ややこしいことは考えたくありませんでした。
なので、一番手軽なこの方法をとりました。
僕が使ったのはイモトのWiFi。
30日で19200円~なのでコスパも悪くありません。
赴任2か月目以降:「simフルースマホ+海外駐在先でsimを買う」
Amazon.com(アメリカのアマゾン)でsimフリーの携帯電話を買いました。
妻の分も。
僕が買った携帯電話は
- Xperia Z2 グローバルモデル: 2~3万(英会話太郎用)
(Xperiaを買う前に、ASUSのZenphone5を買うも2か月でぶっ壊れる、6万もしたのに。二度とASUS買わない。)
- Xperia Z5 compact グローバルモデル:3~4万(妻用)
理由は
- 型落ちしてて安い、でも十分使える。
- アメリカの有名キャリアのバンドに対応している。
- 日本に帰っても使える。
- 他にもいろんな国のバンドに対応している
からです。
使っているsimは先ほど紹介した、「Hanacell(ハナセル)」のsim。
日本と同じようにポストペイド式だし、安いので言うことナシ。
僕が契約してるプランは最安値の$9.99/月。
おかげで日本にいたころより安く済んでます。
ただし!結構電波が弱い。動画はかなりキツイ。
(家や会社でWifi環境必須。もしかしたら最安プランのせいで遅いのかも。お金に余裕が合ったらもう一つ上の$29プランをおすすめします。)
アメリカに海外赴任! 携帯電話どうすんの? まとめ
転勤してすぐはレンタルポケットWiFiがおすすめ
- 一番シンプルで余計なことを考えなくてよい。
海外赴任生活に慣れてきたら「simフリースマホ(グローバルモデル)+Hanacellのsim」がおすすめ
- simフリースマホ(グローバルモデル)はいろんな国で使えて便利
- Hanacellのsimは安くて、ポストペイド式
いかがでしたでしょうか?
海外に転勤が決まって、携帯どうすんの?と悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。
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